中古車購入でやはり気になるのは「走行距離」、「事故歴」、「故障歴」だと思います。いくら外観が綺麗でも中身がボロボロでメンテナンスに予想外の出費など避けたいですからね。

そこで国土交通省がより中古車取引の透明化を図るという事で保険会社や自動車整備工場などに分散している情報を一元化して、履歴書を有料で提供するサービスを2020年からの提供を目指すとの事。

詳細は、中古車の履歴、売ります 国交省、20年にも新サービス(朝日新聞、2014年6月18日付け記事)

走行距離に関しては、車検証に継続検査時の走行距離が記載されるようになったり、業者間オークションを経由した車両などは走行距離データがある程度は管理されるようにはなってますが、あれはあくまで目安であり完全ではありません。

しかし事故や故障などで民間工場での整備の情報も含めて管理するならば、より正確な履歴を知る事が出来るでしょうし、悪徳業者に対する牽制という意味でも歓迎です。

米国では1件約4,000円で提供されているとの事ですが、高いか安いか?この判断は難しい部分ですが、仮に問題のない車両だったとしても、国土交通省発行の履歴書を数千円で手に入れておけば、売却時にも高く売れる可能性もありますし、安心感はお金の価値だけではありません。

そして中古車販売店で売買時だけでなく、個人間取引やネットオークションでの売買時にこそ役に立ちそうですからね。特にネットオークション、これは当サイトの「購入&売却」コーナーでも注意点を紹介してますが、走行距離に関してエグい事している出品者が目立つ。

そのほとんどは比較的高年式で走行距離も数万キロと少ないながらスタート価格も安い。しかし「走行距離不明」、「点検記録簿なし」の車両ばかり出品していたりします。あれも早急になんとか対策すべきだと思いますけどね。