第43回東京モーターショーが開幕しました。時代はエコですしハイブリッド車が全盛時代ですが、ここに来て意外と走る楽しみを追求したコンセプトカーも出てきてます。

確かに環境性能も重要ですし、ユーザーの財布に対しての「エコ」も重要ですけど、各種税金や維持費も必要となる訳ですから、所有する喜び、運転する楽しさというのも重要だと思います。

でも本当のエコって何なんでしょうね?

ハイブリッド車はカタログ上のデータ燃費も良いですけど、車両価格はガソリンエンジンのみの車両と比べるとアップします。そして生産から廃車までトータルで考えた時に、決して環境負荷は小さくない。それとバッテリーの耐久性の問題もあります。長年乗り続けるならば、バッテリー交換とその費用の負担も大きいですし、その部分意外と考慮されてない。

そしてハイブリッドカーに限らず、最近は各メーカーの燃費競争も激しくなってますが、カタログ燃費と呼ばれる数値と実際の燃費(実燃費)の数値がかけ離れているとか、車種によってはカタログ燃費の数値を高める為に、実走行で一番利用するエンジン回転域の燃料消費を抑えたりして、そもそもの走行性能を犠牲にしてしまっている場合もあるようです。それとハイブリッドカーは乗り手によって大きく変動しやすい特性があります。

実燃費というのは、乗っている人の声を口コミサイトなどを参考にするしかないですが、道路状況によっても変わりますので、どこまで参考にすべきか難しい部分ですけどね。

でも10年以上前の軽自動車でも、例えばアルトやミラのようなタイプでマニュアルミッション車であれば普通に走って実燃費が20km/L以上出たり、カタログ燃費以上の値が出たり、最近のエコカーよりも実燃費が良かったりするのが興味深い所です。