昨今、何かと話題の「軽自動車税増税」。私ももちろん増税反対であります。

しかし今までのこの国(政府や官僚)のやり方からすると、もう増税の流れとなってますよね。そして取りやすい所から取る。過去にも発泡酒の増税など押し切って来ましたし、この流れ止めるのは簡単ではない。

実際、軽自動車も最近の新型車は「低燃費」や「軽量化」も計られてますが、近年必ずしも軽自動車=エコではなくなってましたし、車両重量という点でもハイトワゴンやワンボックスクラスでは「軽」というキーワードでは違和感を感じる車体サイズとなってました。そして車体価格もコンパクトカークラスより高いモデルもありますからね。

それでも選ばれるのは自動車税を含む維持費が安いという点も大きかった訳で、メーカー側もそれに甘えてた部分もあったんじゃないでしょうか?その部分を国から突っ込まれると返す言葉がないでしょうし。

では一体、増税となればいくらまで上がるのか?妥当な軽自動車税とはいくらなのか?

例えば、1cc×10円とか20円の従量制課税にしてしまうのが一番明確だと思うのです。
1cc=10円ならば、660ccで6,600円。2000ccならば20000円となり、現在の自動車税から比べても値下げとなるパターン。
まぁ値上げの方向で議論している訳ですが、これを認める(検討する)事はないでしょうけどね。

これが1cc=20円だとすると、660ccで13,200円、2000ccで40,000円となり、軽自動車税は値上げ、小型や普通車クラスで現状の自動車税レベルとなります。
これならば現状の税額自体は大きく変えずに、軽自動車税だけ狙い撃ちで増税出来るのです。

一部メディアでは2万円超えるとか4倍とか言ってますが、これも役人のやり方で最初に大きい数字出しておいて、その後下げて落ち着く所で落ち着いたとやるつもりでしょう。

それらを考えると現状の2倍が限度だと思いますけどね。その上でもちろん環境性能が高いエコカーは減税適用するでしょうし、そもそもの現状の軽自動車枠(660cc)も議論となるでしょう。今の軽の車体サイズに660ccのエンジンは小さい。900ccとか990ccが新興国やアジア市場でも売りやすいエンジンサイズとなるでしょうし、軽自動車をメインで作っているメーカーにとっても設計や製造コスト削減となりメリットのある話なので、最終的にメーカーもそのエサに飛びついて増税となるような気もしますけどね。