前回の記事でも書きましたが、街中でもスズキのハスラーを見る頻度が非常に増えてきたと実感してます。ツートンカラーは良い意味でも目立ちますからね。

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会調べの2014年7月 軽四輪車通称名別新車販売速報では、なんと14,006台の4位に浮上。

製造ラインも増産体制に入り、本格的な供給体制に入ったのでしょうけど、スズキのワゴンRが11,069台の6位、スペーシアが9,721台の7位とスズキの中では堂々の1位。全体2位でルークスも統合してランクインしている日産デイズでも14,832台と800台差です。

タントは強いですけど、このハスラー人気はホントメーカーにとっては予想外でしょうね。いつまで続くのかはわかりませんが、今年度内はランキングでも上位をキープするでしょう。

その他、ランキングで気になるのはホンダのN-ONE、2,526台と前年比約30%と急減してます。個人的には気になる車種でありますが、5月にマイナーチェンジしたばかりです。それでこの急減というのは原因は何でしょうね?

ただN-ONEを見てて思うのは、「プレミアム」なのか「スポーティ」なのか「レトロクラシック風」なのか、ちょっと判断に迷うというか路線がバラついている感もあります。

個人的には、マニュアルミッション車が選べてよりスポーティなモデルが出て欲しいですけどね。N-ONEのワンメイクレースを開催するぐらいなんだから、より一層スポーティなモデルを出しても良いと思うのですが、でも販売台数は稼げないし、プレミアム軽を求めている層とは異なるかも知れません。

しかしBMW miniなんか見ていると、ラインナップの多様性というのは上手い事やっているなと思いますし、日本メーカーもそっち方向はどんどん真似したら良いと思うんですけどね。

コスト削減とかラインナップ整理という名目の元、今の日本の自動車メーカーのラインナップはちょっと物足りない部分もあると思うのです。

N-ONEのような車種は単に内部をブラッシュアップしたマイチェンよりも、1年毎に派生車種をリリースしていくような派手さも飽きられないという意味では必要かも知れませんね。