先日8月25日は各メーカーの新型車の発表が重なった不思議な日となりました。スバルのWRX、フォルクスワーゲンからはポロ、トヨタは新型ではありませんがランドクルーザーの70シリーズの再発売。そしてスズキはマイナーチェンジしたワゴンRが発表。

個人的には70に興味があるのですが、ここではやはり軽自動車、この20年安定して売れ続けているワゴンRのマイナーチェンジが注目ですね。なんといってもマイルドハイブリッドシステムとなる「S-エネチャージ」が搭載となりました。ハイブリッドシステムの中でも頭に「マイルド」と付くように比較的簡易なシステムでありますが、それでもついに軽自動車にもハイブリッドの波が来た。しかも売れ筋ど真ん中のワゴンRです。

新型ワゴンR

詳細はワゴンRのメーカー公式サイトで確認してもらえばいいですが、従来のエネチャージシステムを進化させて燃費をさらに向上させたとの事。カタログ燃費としてはハイトワゴン系でもトップの32.4km/リットル。

車体価格は「FZ 2WD CVT」モデルが1,372,680円~。ハイブリッドシステムのコスト分としては23万円高となるとの事。

この「23万円」という数字をユーザーがどう捉えるか?ガソリン価格を1リッター150円とすると1533リッター分。仮にリッター20km走るとするならば3万km分。

軽自動車の普及率も高くなってますし、軽自動車でも性能が良くなってますので、長距離移動する方も増えているでしょうけれど、平均的な感覚では年間1万km前後の走行距離の人が多いと思うのです。そう考えると、23万円というのは3年分のガソリン代ですからね。

もちろん、ハイブリッドシステムで燃費も向上するでしょうし、この先ガソリン価格もさらに上昇する可能性も高いので、23万円分コストの負担感はより軽減する可能性もありますけどね。

そしてこのワゴンRのFZグレード。外観の変化が気になる部分でもあります。

昨今流行の押し出し感の強いメッキのフロントグリルとなりました。なんかパッと見、ホンダのN-WGNぽくなってしまったかなと。個人的にはマイチェン前の方が好きでしたけどね。

ワゴンRに関しては、デザインは保守的というか、変わらない事への安心感というのも選ばれている理由にあると思うので、このデザインもどう評価されるのか気になるところです。