来年4月からは消費税が8%となり、自動車取得税を含む関連税制が大きく変わります。これから自動車の買い替えを検討されている方には買い時というのも気になる部分です。

年明けの年始セールから3月の決算期にかけて値引き幅も大きくなる場合もあるので、買い替えようか?とお考えの方もおられるでしょうし。

しかし新車購入というのは注文してから納車まで車種によっては数ヶ月待ちの場合もあり、納車日が新年度以降となる場合もあるので注意も必要です。

軽自動車税の増税に関しては2015年度からという事なので、その点は今はあまり気にする必要はありませんが、問題は消費税と自動車取得税。

自動車取得税は、普通車で5%→3%。軽自動車で3%→2%と減税となりますので、100万円の取得価格だと仮定すると、普通車で2万円、軽で1万円の軽減。

消費税は5%→8%となりますので、100万円ならば5万→8万円と3万円の負担アップ。

ただし車両取得価格と消費税の対象となる車両価格には若干差額がありますので、一概に増税分、減税分を比較対象にするのは難しいです。

そして現時点ではまだ未定ですが2015年10月には消費税が10%となる予定で、その時点で自動車取得税は廃止となります。しかし消費税が8%→10%ですからね。

そして消費税ですが、自動車購入の場合、新車の場合は「登録日」。中古車の場合は「登録日または納車日」という形が一般的で、契約日ではありません。

という事で、2014年3月中に登録に間に合うようになるべく早く契約した方がお得なんじゃないか?思う方がおられるかも知れませんが、金額も大きい買い物ですからね。個人的には焦って買い物するべきだとは思いませんし、これはメーカーや販売会社の施策にもよるのでなんとも言えませんが、消費税増額分の還元キャンペーンは実施するところも少なくないと思いますし、仮にそういうキャンペーンがなかったとしても商談で納車予定日を聞いた上で交渉をするべきでしょうね。